2012年10月18日、理事長 熊野がミャンマー国内で保護された301体の歴史的仏像をパナウンタ大僧正(アウンザブタイヤ寺院)に寄贈しました。
以後ミャンマーではアウンザブタイヤ寺院を日本人への感謝の気持ちでジャパンパゴダと呼ばれています。
301体の仏像の由来
理事長 熊野が2005年の春にミャンマーの古都バガン市で壊れて朽ち果てた古い寺院に誤って入り、中で鬼のような真っ黒な恐ろしい形相を見て逃げ帰り、日本に帰国しても毎日その恐ろしい顔が夢に出てくる為、ミャンマーに戻りその寺院を修復する事になりました。
修復が開始された翌年の2006年からマンダレーやバガン市周辺から歴史的な古代仏像が非合法的に中国やタイ国境を越えて運び出される情報が入り、放置すればミャンマー国と国民の貴重な歴史的文化遺産が二度と戻らなくなる事を恐れて理事長 熊野が私財を投じて全て購入、保護する事になりました。
その数は最終的に301体になりました。
パナウンタ大僧正(アウンザブタイヤ寺院)への301体の仏像の寄贈
理事長 熊野は301体の仏像をいつかミャンマーの寺院へ寄贈することを願っていましたが、その機会はなかなか来ませんでした。
2012年10月10日に親友(Mr. Soe Lwin)の紹介でパナウンタ大僧正に会った瞬間に301体全ての寄贈を決めました。理由は遠い昔(前世)に兄弟であったと互いに感じたからでした。
不思議な縁
理事長 熊野が仏像の購入・保護を開始したのは10年前の2006年でした。
パナウンタ大僧正はモン州のお寺から仏陀のお告げでヤンゴンのモウビタウンシップへ来て寺院造りを開始したのは同じく10年前で、そして301体の仏像を寄贈する1ヶ月前に2階建の大変大きな講堂を完成させていました。
当時、誰もなぜ広大な御堂を造ったのか知る人はいませんでした。
がらんどうであった建物内に今では301体の仏像が所狭しと飾られています。
現在、ミャンマー人でジャパンパゴダを知らない人はいないと言われ、日曜日ともなれば1日5万人の人が3~4時間の列を作り参拝に来ています。